TOP > 産学連携品電子図書館とは
「産学連携品電子図書館」は、産学、産官、産学官の連携によって研究開発された安全・安心な製品の詳細な研究データをインターネット上で閲覧することができる、企業・研究者のためのデータベースサイトです。
「産学連携品電子図書館」は、産学、産官、産学官あるいは、産・学・官連携による製品開発活動を支援し、産学連携品のさらなる技術力向上・発展を目指し、国内はもとより、日本から世界へ、あるいは世界から日本へと、産学連携品を基軸とした科学技術の国際交流の推進を目的として誕生しました。製品の詳細な安全性データや学会発表などの有用情報を掲載することで、企業・研究者の連携をより一層深め、優れた連携品開発につなげてまいります。
産学連携品電子図書館の特長
- 査読を経た詳細な製品・研究データを各国の企業・研究者に提供します。
- 製品のトレーサビリティ・安全性情報をPDF・画像・動画で公開します。
- 製品に関する全国・地方新聞情報が閲覧できます。
- 製品・研究に関する学会発表・学術文献等の閲覧ができます。
- 特許・実用新案・商標等の掲載ができます。
- 優れた連携品に対する表彰や研究者間の国際交流を推進します。
産学連携品電子図書館の必要性
国内外において、数多くの製品が研究開発されており、なかには企業と大学等が連携しさらには国や行政の支援を受け、製品化されたものも生み出されています。
しかし産学連携品の多くは詳細な最終データが公になる機会は少なく、研究成果の製品化や普及、B to B(企業間取引)に支障をきたしているのが現状です。
さらに、我が国においては言語の互換性の欠如から、国際的な情報発信が不足し、ひいてはこのことにより、国際ビジネス上の大きな障壁が生じていると指摘されています。また、大学等で行われている研究情報の開示を行う方法が限られ、貴重な研究データの活用が十分になされていないと言われています。
これらの課題を解消することにより、国内外の企業と研究者間の情報交流が促進され、新たな産学連携品の開発が進むことが期待されます。そのためには、研究者や企業がともに参照できる国際的視野に立った学術的データベースの存在が必要となり、産学連携品電子図書館の取り組みが重要になると考えます。